はじめに
私がこれまで施術で向き合ってきた症状は、実はそのほとんどが「自分自身が経験してきた症状」です。
小学生の頃からの頭痛、仕事で何度も繰り返したぎっくり腰や寝違え、五十肩、テニス肘やばね指──。自分の体で痛みを感じるたびに、どうすれば楽になるのか、どんな施術が効くのかを自分自身に試し、効果を感じられたものだけを患者さんの施術に取り入れてきました。
本やセミナーで学んだ知識をそのまま提供するのではなく、「自分の体で本当に効果を感じられたかどうか」を基準にしてきたので、正直まだ自信を持って「治せます」と言い切れない症状もあります。ここでは、できること・できないことも含めて、正直にお伝えしたいと思います。
※効果の感じ方には個人差があります。症状の原因や程度によって施術内容・改善までの経過は異なります。
対応している症状
頭痛(緊張型頭痛)
小学生の頃からずっと付き合ってきた症状です。私が経験してきたのはほとんどが筋緊張型の頭痛で、首や肩まわりの緊張が関係しているタイプです。片頭痛については自分自身で経験がないため、対応できる範囲は筋緊張型頭痛が中心となります。
寝違え・ぎっくり腰
どちらも何度も経験してきました。施術によって回復を後押しすることはできますが、一回で完全にすっきり痛みが取れるという方法は、正直まだ見つけられていません。時間の経過とともに回復していく部分も大きいと感じています。
腰痛・股関節痛・膝の痛み
腰の痛みに関しては、自分自身が体重を落とすことで、立てないほどの強い痛みが出ることはなくなりました。施術で筋肉や関節にアプローチすることも大切ですが、体重管理の影響の大きさを実感しています。これは股関節や膝の痛みなど、脚や腰まわりの痛み全般に言えることだと考えています。
五十肩
これまで何度か経験しており、施術の回数を重ねることで徐々に可動域や痛みが改善していくタイプの症状だと感じています。一度の施術で大きく変わるというより、継続的に関わっていく症状です。
テニス肘・腱鞘炎・ばね指
仕事柄、腕や指を酷使することが多く、これらの症状もたびたび経験してきました。そのぶん対処法を自分なりに検証してきたので、ある程度の改善は見込める症状だと考えています。
膝の痛み(変形性膝関節症を含む)
すでに変形が進んでしまった関節そのものを元通りにすることはできません。ただし、膝まわりのトリガーポイントへのアプローチ、筋力強化、体重管理を組み合わせることで、痛みや動きにくさの軽減を目指すことはできると考えています。
疲労回復
日々の施術の中で、体の使い方の癖や負担のかかりやすい部分を整えることで、疲れを溜め込みにくい体づくりのお手伝いをしています。
当院の考え方
当院が大切にしているのは「治し切ること」よりも「長く動ける体でいてもらうこと」です。
痛みをゼロにすることを約束するのではなく、痛みと上手に付き合いながら、自分の足で歩き続けられる体を一緒につくっていく。それが、自分自身の体と向き合いながら見つけてきた、私なりの答えです。

